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素晴らしい日本人に聞くシリーズ

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第三章 日本人とは何か?②

田尻惠保様: それから何年か経って、日本で初めて宇宙飛行士になった毛利衛(まもる)さんの新聞記事を読みました。

私のできない体験をされているのですから、帰還した宇宙飛行士たちの言葉にはたいへん興味をそそられました。

アメリカの宇宙飛行士の多くは神秘的な体験をし、その後の人生を大きく変えました。

果たして毛利さんは何を言ったのか?

狭い宇宙ステーションの中には、ありとあらゆる民族が集まっています。宗教もライフスタイルもそれぞれ違う。

毛利さんは、日常生活の何気ないことでもすぐ諍いが起き、諍いにはならない場合も気まずい状態になってしまう、という経験をしました。

ところが、日本人である自分がいると、特別に何かしなくても毎日自分が普段しているように過ごしているだけで、自然にまわりもうまくいってしまう。

自然に調和が保たれた、と言うのです。そして毛利さんはその結論として、「これから日本人が担うべき役目を、自分は肌で感じた」と言っています。 

これは、日本のミツバチの話と同じなのです。

藤原: 地球上には、色々な国があり、風土も異なります。

熱帯の国もあれば、白夜がおきる国もある、砂漠の国もあります。

厳しい自然に相対峙している国の人は、生きるために「自然と闘う」そして「敵か味方か」という発想になるのでしょう。

しかし、日本は、四季の巡りがある自然に恵まれた国ですので、自然と共に共生するという感性が生まれるのですね。

素晴らしいヒントを頂きました。


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